2007年3月29日木曜日

canistrelli(カニストレリ)

第1回コルシカ地方菓子紹介はやはり、これにしました。




カニストレリは、コルシカ島で最も古くから伝わる焼き菓子です。特別お土産屋さんに行かなくても、スーパーにだって所狭しと並んでます。フレーバーも多種でcitoron,orange,vin-blanc,noix,anis....などなど豊富です。これだけ多いと一体どれがおいしいのか、迷ってしまう・・・そんな、あなた!答えはあなた自身が作るものが一番だと思います。




焼き菓子は日持ちがするから・・・と店には絶えず並んでいるけれど、焼き菓子も生菓子も実は、作りたてが一番おいしいのです。例外的に、パウンドケーキなどは、1日~数日置いた方がより一層おいしいのですが、このカニストレリは焼きたてから3日程が、私は一番おいしいと思います。日が経つうちに、風味が無くなってしまうように感じるからです。
元々家庭で作るカニストレリのレシピは、その数だけレシピがあると言っても過言ではないです。




今回紹介するのは、同僚セバスチャンに教えてもらった、彼の父が経営するパン屋のそのレシピと、シェフから借りた、コルシカ料理の本”tutta a cucina corsa”francois poli氏著を参考のしました。



セバスチャンのレシピ:

バター (ポマード状)   100g
グラニュー糖        100g
卵(常温に戻す)      1個半
ベーキングパウダー    5g
薄力粉(ベーキングパウダーと一緒に振るう)     250g

グラニュー糖        適量



(作り方)1.バターとグラニュー糖を混ぜる。卵を2回に分けて加えて、ホイッパーでよく混ぜつなげる。木べらで粉類を混ぜ、ある程度まとまったら手でまとめる。(注:捏ねてはいけない。
2.粉を振ったまな板の上で、1cm程んp厚さに伸ばす。表面にグラニュー糖を振りかけて、適当な大きさに切る。
3.170~180℃のオーブンで10~15分程焼く。

写真は伸ばした生地で、麵棒が無い場合はワインの空き瓶などで伸ばしてみて下さい。



今回、私はゴマペースト、姉から貰った緑茶パウダーを混ぜてみましたが、緑茶はかなりお気に入りです。
ゴマペーストもおいしいですが、このようなリキッド状の物を加える時は、卵の量を少し減らすのと、あらかじめ卵と混ぜてから加えると、均一に混ざります。

ハーブや、ナッツ、ドライフルーツを入れてもおいしいと思いますよ。





次はfrancois poliさんので、レシピには、おいしいvin blancも1カップと書いてあったのですが、材料を買いにいった時にお金が足りなくて買えませんでした。(情けない)

なので、少しレシピが変わっています。

薄力粉           250g

グラニュー糖       100g

ベーキングパウダー   5g

パスティス         20g

オイル(今回オリーブオイル使用)    100g

卵             2個・・・・常温に戻す

(作り方)1.薄力粉・グラニュー糖・ベーキングパウダーをホイッパーでよく混ぜる。

2.粉類の真ん中に窪みを作り、そこにパスティス・オイル・卵を全て入れて手で混ぜる。(ここでも混ぜすぎ注意)

3.あとは、最初のように伸ばして焼く。

こちらは、やはりバターを使ってないので、ザクザクとした食感で、懐かしい味がします。焼き上がりも最初の方が切り口がシャープに残っているのに対して、こちらはゴツゴツした感じです。個人的には、最初のレシピが好みです。卵を入れるか、バターを入れるか、どんな味を付けるかは自由なカニストレリ。是非オリジナルのレシピを作ってみては、いかがでしょうか?

2 件のコメント:

ariari さんのコメント...

待ってました!今度栗の粉で作って~。ちょっと小さく、日本人サイズで。

白ワインのカニストレリって白ワインの香りがわからないんだけど、みんな判るって言うのよね。あたしだけ味おんちなのかしら?(涙)シトロンもいいよね。

kana さんのコメント...

ariariちゃんへ

栗粉のカニストレリって、売ってる所を見たことがないんだけど、ポルトベッキオにある?今度、栗粉のお菓子作る時に一緒にやってみるよ。しかし、家で作るのって、やっぱり大変、オーブンとか気を使う~!