2007年11月20日火曜日

pain des morts(死者のパン)

この名前を聞いた時は、一体このパンはどんな物なのか様ざまな想像をしてました。



パンが死者の形をしているのか?日が経って死んだようにカチカチなのか?もしくは、何か死にまつわる話に出てくるパンとか・・・・?



フランスでは、11月1日はle jour de Toussaint もしくはle jour de mortと言われるカトリック教行事の一つで諸聖人の大祝日、つまり日本のお盆にあたるのです。



日本では、8月13日~15日がお盆の一般的な期間ですが、この11月1日にコルシカでは、主題であるpain des mortsをお墓に供えるのだそうです。そういう”いわれ”からパンの表面には十字架を意味する切れ目を入れるのが本来のようですが、今現在ではツルっとした表面になって売られているのが一般的です。



ちなみに余談ですがコルシカでは、一緒にお供えする花は日本と同じ様に菊の花を供えるそうです。けれども、フランス本土にいた時は一度もそんな行事を目にした事も聞いた事もなく、パンはコルシカで生まれた物としても、菊の花を供える事はジョスさえ聞いた事なく、もしかしたら信仰厚いカトリック教徒の多いコルシカだからこそ、受け継がれている伝統なのかもしれません。





共通して使われる材料は、薄力粉タイプ55(日本の中力粉に当たります)・水・卵・イースト・レーズン・胡桃・油脂で薄力粉しか使わない為パンらしくない、コルシカ人の表現によるとブリオッシュのような・・・となるのですが、口当たりの柔らかいパンで、胡桃がかなりの量入るので色が少し紫がかっています。





ボニファシオが発祥の地だ!という意見もありますが、このあたりは理由が見つからず、謎のまま。ですが、ボニファシオではなぜか11月2日に作られるのが伝統だとか。





ネットで調べていたら、こんなサイトを見つけました。フランス語ですが、パン・デ・モールを作る様子が見れます。http://emissionstf1.aliceadsl.fr/infos/france/0,,3349003-VU5WX0lEIDUzNg==,00-tradition-corse-pain-morts-toussaint-.html

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
東京でテレビの番組制作をしております
鈴木と申します。

当番組では海外で暮らす日本人の方と
インターネットテレビ電話で繋ぎ、
現地の情報を伝えて頂く市民参加番組です。
現地ならではの情報、
現地にお住まいの方でないとわからない、
貴重な情報をご紹介頂きます。

現在、この番組に出てくださる方を
探しております。
もしよろしければ、
番組の出演候補として
コルシカ島の暮らしぶりや近況を
お伺いしたいと考えています。


お忙しいところ恐縮ですが、
メールにて番組ご出演等のご相談をさせて
頂きたく思っております。
ご連絡の術をお教え頂けましたら光栄です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
突然の非礼をお許し下さい。

鈴木

kana さんのコメント...

鈴木様、

初めまして、貴重なコメントをありがとうございます。また返信が遅れてすみませんでした!連絡先はこちらのメールアドレスの方によろしくお願い致します。

cakecake252525@yahoo.co.jpです。